さようなら河合隼雄先生 先日、ついに河合隼雄先生が亡くなられました。
このブログのスタートの内容が先生が倒れたことだったと思い出します。長いようであっという間の約1年でした。
この心理臨床の世界に身をおくもので、いろいろな意味で彼の影響を受けていない人はいないのではないかと思います。それだけ大きな存在でした。それだけ大きな存在だったからこそ、もしも河合先生が突然亡くなってしまったら、この業界はそれこそ大混乱になっていたかもしれません。失礼なセリフになってしまうかもしれませんが、昨年の8月に倒れられてから亡くなるまでの1年間は、そのような混乱が起きないよう、河合先生は我々皆1人1人が「先生にもう頼ってばかりはいられないんだ」というような心の準備をさせてくれたのかもしれません。最後まで私たち後身の心理臨床家のことを考えて亡くなられていったのだなあ~と今は勝手に解釈しています。
私も多くの方のように河合先生の本を読んで、その影響を受け、この世界に入ってきたので、今1つの大きな区切りを感じます。
以前、河合先生とともに臨床心理士を世に認めてもらえるように精力的に活動されて亡くなられた上智大学の小川捷之先生の葬儀での河合先生の挨拶を思い出しました。河合先生は葬儀委員長として「こちらで一生懸命がんばる。その後そちらでまた会いましょう」と涙を流しながら話していました。きっと今頃、小川先生と一緒に「お疲れさん!」と言いながら向こうの世界で酒でも酌み交わしているのかなあ~と思うと少し気持ちが穏やかになってきます。
河合先生、先生の葬儀には出席できませんでしたが、先生と同じセリフでお別れの言葉を述べたいと思います。
本当にお疲れ様でした。本当にありがとうございました。私も天国にいる先生に笑われないよう、こちらで一生懸命、誠実に生きていこうと思います。そして、またいつかお会いしてお話しできれば嬉しいです。それまでさようなら!!
コメント(0)|コメントを書く
カテゴリー一覧
最近のコメント
このブログを友達に教える