今は亡き友人の事。

一年を締め括るに辺り。
書き留めておこうと。
今年初頭から今も尚暗く暗く陰りを落とした出来事。
友人の死。

友人との出会いは布悶が十七の頃。
働いていたバイト先に新しく入って来たのが友人。
しばらく当たり障り無くソコソコな関係な同僚として過ごす日々。

ある朝、仕事中友人が突然倒れた。
発作で。
勤務先には持病の発作持ちな事は伝えて無かった。
…そりゃそうだ、知ってりゃ採用しないさ面倒は避けるもんだ。
救急車騒ぎになり。
業務にも支障が。
上司は「発作が起きて何等かの事故が起きても責任は負えないから辞めて貰う」と。
話し合い。
「私は病気に負けたくない、人より不利な事を言い訳にもしたくない。
人より何時死ぬかわからない分後悔もしたくない」
と、上司に云い放ち強引に納得させた。

布悶の身内にも後天的因子だが似た発作持ちがいて。
何度か遭遇し、対応も一般よりは心得てたので。
…大事そうだが当人は意識無く、暫く安静にして嘔吐や舌噛みにさえ気をつけて置けば問題無い。
「今度起きたら救急車なんか呼ばずにバックルームに引きずってって身体摩るよ、まかしときー」
そう布悶が云うと友人は笑ってた。

そんなきっかけで仲良くなった。
佐渡に旅行してタライ舟乗ったり。
飲みに行ったり。
出掛けたり。
仕事終わり社食で寛いだり。

何年か過ぎて。
お互い違う職に付き疎遠気味になり。
環境も変わり。

友人は再婚したばかりだった。
まだ雪舞う今年一月、共に昼飯を食う事になり。
迎えに来た伴侶を紹介してもらい。
「今度は飲みに行こうね」
と皆で笑った。

その二週間後、二月六日朝。
友人は発作が原因で死んだ。
出勤中の車中、共通の友人から報された訃報に。
鳴咽を漏らしなら。
あぁ泣きじゃくりながらも運転できんだな人って、と。

人生初めて触れる死体が。
友人になろうとは。

未だに時々思う。
適当に生きてる人間が生き長らえ。
懸命に生きる人は何故早く逝くのか。
布悶が替わりに死ねば良いのに。

「あの時云ってくれた事嬉しかった」
何時だったかそう云ってた。
しらねー覚えてねー何か云ったっけ?
なんて惚けたけど。
布悶だって。
たくさん遊んで貰って。
今思えば、大分年下の糞餓鬼とよくも仲良くしてくれたなぁと

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独り言。
2008/12/30




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