配線無し!ホームシアター短距離無線通信技術ブルートゥースの最新版「ブルートゥース3・0」を搭載した製品が来春にもお目見えしそうだ。従来の8倍に相当するデータ転送速度を実現したブルートゥース3・0を活用すれば、面倒な配線を極力省いたホームシアターを楽しめるなど、無線環境を劇的に変える可能性があるという。
「少し大げさな言い方になるかもしれないが、ブルートゥース3・0は、日本のIT(情報技術)業界や家電業界にとって再浮上のカギを握る技術になり得る」。ブルートゥースの普及推進団体であるブルートゥースSIGテクニカル・マーケティング・マネジャー(日本担当)の木村功氏はこう言って力を込める。
ブルートゥース3・0は、これまで使っていた独自の近距離無線技術ではなく、無線LAN(構内情報通信網)などで広く普及している「802・11」の無線プロトコル(通信手順)を使用。これにより、従来のブルートゥース2・1に比べ、8倍の高速性を実現したのが特徴だ。
これを使えば、家電メーカーなどは大量の映像、音楽や写真などのデータを、無線で高速送信できる製品をつくることができる。
「大画面テレビとブルーレイ再生装置、集合接続機器間の配線を無線にすることが可能で、ホームシアターのレイアウトが自在。5・1チャンネルサラウンドの高音質無線ヘッドホンの開発も技術的には可能」とメーカーの開発に期待を寄せる。
また、自動車内でのハンズフリーでの通話や、パソコンとハンズフリー通話の連携など、現在ブルートゥースが活用されているさまざまなケースで、技術革新が期待できるという。業界関係者によると、ブルートゥース3・0を搭載した製品は来春から登場する見通しだ。
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