『ウィンター・ソング』(如果愛)

監督:陳可辛(ピーター・チャン)
出演:周迅 金城武 張学友 池珍熙
2005香港・中国

 年明け1月の映画は、この冬日本公開されたばかりの新作『ウィンター・ソング』(原題:如果愛 パーハプス・ラブ)です。この映画は香港・中国・シンガポールなどでは昨冬ちょうど12月~1月の公開でした。日本人も出演していた『プロミス』や『単騎千里を走る』などはほぼ同時公開でしたが、たいていの映画は他のアジア諸国より、1年か、それ以上も遅れて公開されるのが普通で、日本はアジア映画市場ではないのだなあとつくづく感じさせられます。とはいえ、この映画、11月末に発表された今年度の台湾金馬賞で、監督賞および主演女優賞を受賞しました。その意味では今、中国でも話題になっている作品とも言えるかもしれません。  

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 最初のシーンは上海の撮影所に向かうバスの中。天使(『チャングムの誓い』のなかの「働く女性の理想の男性ミン・ジョンホさまこと)池珍熙(チ・ジニ)のモノローグから映画は始まります。やがて撮影所に着くバス。撮影が始まりここからはミュージカルの世界です。
 映画の中で映画を撮るという話で、劇中劇のほうはサーカス団を舞台に団長の女で団の花形、記憶喪失の「小雨」とその前に現れた昔の恋人という設定。この映画のヒロインを演じる孫納(周迅)という女優と監督の聶文(張学友)には関係があり、さらにこの映画で彼女と共演する香港スター林見東(金城武)と孫納は無名時代に北京で恋人どうしだった過去を持っています。。そして10年振りに捨てられた昔の恋人に再会した林見東の心がいかに動揺し、いかに孫納を求めても林見東になど会ったこともないという顔で相手にしない孫納。いっぽう監督の聶文も自分から心が離れていこうとする孫納に悩み、スター俳優の出演がダメになり自分が団長を演じることにするものの、この劇中劇のサーカス団での三人の関係に悩み(ということはとりもなおさず、まったく同じような関係にある映画製作現場の三人の関係に悩むということでもある・・)そして撮影の進行にも悩み、撮影は滞りがち。そんな撮影中止のある日、林見東は孫納を無理矢理かつて北京で一緒に住んだ孫納の家(というか倉庫の一隅なのだが)に連れ出します。

 サーカス団員に扮する人々のきらびやかな衣装や踊りは中国の雑技団でありながらハリウッドのミュージカル風。この華やかな映画撮影の現場と、林見東の回想、そしてやがて現在の二人が訪れる北京の雪と氷に閉ざされた世界の対比、昔の貧しい二人と、スターになった二人の対比、劇中劇の登場人物としての彼らと、実生活(この映画の中のという意味ですが)の二

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映画・テレビ
2006/12/15




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