母のミュージアムを作ろう

母の供養のため、お線香をあげに向かいのおばちゃんやおじちゃん、
村親戚のおばあちゃんが毎日のように来てくれます。

そんな村の人たちに見てもらうために、
母の祭壇のある部屋の一角を、
母の小さなミュージアムスペースにしました。

母が闘病の最初の頃に書いていた日記、
旅行の時の写真、
母が好きだったパペットマペットの牛くんとカエルくん人形を並べました。

そして、2階の父の部屋にずっと置いてあった父の遺品も並べることにしました。
父の蔵書が並んだ本棚には、
「はじめての海釣り」
「やさしい草木の育て方」
「カメラ初心者入門」
など、これまでの父の趣味に関する実用書がずらり。
さらに父の会社員時代の制服、農作業の時にいつも来ていた普段着も壁にかけます。

これからも、少しずつ荷物を整理していきながら、
展示するものを増やしていく予定です。
母の洋服や、
そば打ち道具や釣り道具、会社のつきあいではじめたゴルフセットなど父の趣味も並べて、
父母の友人や近所の人で、
欲しい人、使ってくれる人がいたら、お譲りしていこうと思っています。

このミュージアム作りで思わぬいいことがありました。
娘である母が亡くなって、しょんぼりしていたじいちゃんでしたが、
そんなじいちゃんに新たな趣味が生まれたのです。
ある日じいちゃんが、父の蔵書のある本棚の前に座り込んでいました。
のぞいてみると、父の大好きだった「忠臣蔵」に関する本を読みふけっていました。
それからというもの、なにやら地図で忠臣蔵ゆかりの場所を調べたりするようになって、
しゃべる内容も少し幅がでてきました。

母を棺に入れるとき、
「これがオレの娘なんだー」と悲しそうに言っていたじいちゃん。
そんなじいちゃんの元気が出るようなミュージアムになってくれれば、
と思ったのでした。

ペット | 心と体 | 日記・コラム・つぶやき
2006/11/08




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