再建団体になった夕張を見る

羽田から新千歳空港に10時半ごろついて、12時過ぎに今夜泊まるホテルのバスで夕張に向かう。その間、毎日新聞の記者が夕張の現状、その歴史などかなり詳しく、しかも要点だけきわめて明快に解説・説明してくれる。現役記者でこんなに地元のことを知っている記者に会うのは久しぶりだ。まだまだ若い記者の仕事がいっぱいあるとつくずく思う。

それにつけても僕の地元に対する知識のなさが悲しい。

夕張は人がいない。

東京は多すぎる。
この町は閑散としている。これは夕張だけではなく地方都市の現状だ。夕張市はいわゆる「平成の大合併」には「参加」しなかった。なぜか?

話は夕張から外れるが、「平成の大合併」とはいったい何だたのだろうか。

東京都より広い高山市(岐阜県)が生まれた。広ければいい、という問題ではない。地方自治はそこに住んでる人のためにサービスをするのが一番大事な役割なのだ。だけど「平成の大合併」によって役場は遠くなり、一枚の書類を出すためにタクシーを使う。それも少ない年金から支出で。これが地方自治なのか。これが住む人の幸せを守ることなのか?

夕張もそのたぐいの変形で再建団体になった。今から見れば「箱物行政」だの何だのとはいえる。しかし、国の政策で石炭を捨てたことによるアフターフォローが充分でないことが、今の夕張なのではないだろうか。

アメリカのサブプライム破綻による株暴落が始まっている。それはたった一日で世界中を巻き込んだ。この破綻はまさに夕張と日本政府との関係と同じである。

2日目の5日、JCJの会員が発言したことは正鵠だ。
「夕張は今の日本の行く先を暗示している。だから夕張が自立することは日本が自立することだ」
この発言の持つ重さはすごい。

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2008/10/12




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