手術の日

朝、8時に病院へ。
母は、昨日よりは落ち着いた感じに見えるものの、とても苦しそうにしていた。

8:30に担当の若い先生からの説明を受ける。

母の場合、動脈瘤の一部が破れ、血液が脳内に流れたものの、現在はかさぶたのようなもので血は止まっている。でも、必ずまた破裂するので、その動脈瘤をクリップで止める手術をするとのことだ。

手術をする前に、まず動脈瘤の場所を突き止めなければならない。
そのため、腕からカテーテルを通し造影剤を入れて撮影をするという。
造影剤にアレルギー反応が起こる場合もあり、撮影の最中に再出血する場合もあるという。この検査自体にもリスクが伴う。
同意書にサイン。

幸い、撮影は無事に済み、動脈瘤の場所が判明した。
右足を動かしている血管に今回出血した動脈瘤がある。
この動脈瘤のある場所は、脳の奥深い部分ではないため、難しい手術ではあるものの、その中では比較的簡単であるとのことだった。

もちろん、頭を切っての手術だ。リスクがないわけではない。
ただ、くも膜下出血の場合、50%の人が出血を起こした時点でダメだとのこと。
手術ができるのは、ラッキーな方だというのだ。
担当の先生は30歳前後の若い先生だが、手術は院長先生が執刀してくださるとのこと。それはありがたい。心強く感じる。

12時半に院長先生から再度詳しい説明を受ける事に。
院長というからには、年配の白髪交じりで威厳を持った人。なんて勝手に想像していたが、40代後半くらいのエリートサラリーマン風の先生だった。

個室で、脳の模型を見せながら、どんな手術をするのか詳細に説明してくれた。
脳を開いて、さらに左右に脳の隙間をぬって侵入し、顕微鏡で見ながら動脈瘤をクリップではさみ出血を止めるのだという。
説明を聞けば聞くほど、恐ろしくなる。想像を超えた世界である。
手術は、説明のすぐ後、1時半から開始となった。

何枚もある同意書に父がサインをしている間に、病室から目隠しをされた母がストレッチャーで出てきた。
あわててストレッチャーについて3階の手術室までついていく。
手を握り「お母さん大丈夫だよ」と声をかける。
目隠しをされていたので表情はわからなかったが、安心したように感じた。

1時半:手術開始

父と弟と代わる代わる病院を離れ、それぞれの用事をこなす。

私は、大師へ行って手術が成功するようお参りをする。
私が去年の盲腸を手術したときに母がもらってくれたお守りを返し、母のために改めてお守りを買った

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1 手術と経過
2006/03/13




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