運命と酒書こうか迷ったが書くことにする
先週のことだ
余命七年と無二の友人が言う
脳の病気らしい
死ぬことよりも認知症になる方が怖いのだとも言う
家族の記憶を失っていくことへの怖れ
「その内、池田さんもわからなくなっちゃうかもね」なんてことを彼は笑って言う
何かの間違いだと祈らずにはいられない
自分に何ができるのかは正直言ってよく分からない
その無力感に呆然としてもいる
飲もう飲もうよ
どうも以前より友人は酒が強くなったみたいだ
酒を飲むことは人生にとってはささやかな出来事だけれどそんな時はちょっと役に立つ
この友人とはとことん普通に付き合っていく
僕は忘れないから心配するな
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