悲しい知らせ

 日々平凡に過ぎていると、それがまるで当たり前のように思ってしまいますが、その当たり前が急に消えてしまうことがあります。それにどうしたら良いのか、どう考えたらよいのかわからず心乱されることが時に起きます。

 今週は、とても辛いニュースが入ってきました。私の幼なじみが火事で命を落としたのです。原因は、彼女は一人で家にいて、タバコの火の不始末だったからなのか、誰にもわからない状況だそうです。

 あっという間に起きた出来事に、誰も何もできませんでした。家は全焼し、同居していたご両親もすべてを失いました。どうしてこんな酷いことが起きてしまうのか、真面目に生きてきた人たちに余りにも残酷な現実です。

 友人は、いつも私のことを「いいねーいいねー」とうらやましそうに言っていました。結婚もして、子どももいて、自分の思うように生きてきたと。それに比べて、自分は何もなく、できないんだと。「そんなことないよ。私もたくさん悩みがあるよ。でも、何とか頑張っているんだよ。」とよく言っていました。

 要領よく物事ができなくて、不器用ではあったけれど、生きることってどんなことか、純粋に一生懸命考えた友人でした。人や社会を攻めるより、いつも自分を振り返ることのできるやさしい友人でもありました。

 毎日のように実家の母を訪れてくれていた彼女に、あと1ヶ月で会えたのに、もう会うことができないと思うと残念でなりません。3歳のころから知っている母も寂しそうです。

 悲しいできごとは残念ながらこの世から消えることはないけれど、そこからの学びによって希望を見出していけるのも、また悲しみが教えてくれるものです。

 帰ったらご両親に会って、感謝の言葉を述べたいなあと思っています。彼女からたくさんのことを私は学びました。

 

2009/03/01




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