上ホロ雪崩事故報告書を読むS&Bさんの上ホロ雪崩事故報告書をアップしたというお知らせがsotoからあったので、改めて正式版を読んでみた。報告書が一般的にどのようなものか知らないけれど、結構な分量がある大作だと思う。
詳細に書かれた「行動記録」は、山岳ドキュメントを読んでいるような臨場感があった。Sさんが雪崩に巻き込まれてから歩けるようになるまでは、読んでいて縮み上がる思いがするが、最後まで読んでようやくホッとした。冬山に入る前にこの行動記録を読んで、雪崩発生から救出までの緊迫感を味わっておくと、気持ちが引き締まっていいんじゃないだろうか。
そして、やっぱり興味があったのが「事故原因の分析」だった。今回じっくり読んでみると、主に2つ、メンバーへの配慮の不足と、雪崩への警戒心の薄さが原因として挙げられていた。ただし、前者の配慮については、今回の雪崩事故とは関係がないように思う。これが原因となって事故が起きる可能性があったということだろう。
一方、後者の雪崩への警戒心については、入山前、登高時、滑降時と繰り返し問題となっている。警戒心が薄かった結果として、危険なルートを選択することになったようだ。そして、この点は「総括」でも再度触れられているとおり、弱層テストを必ずすべきだというのが結論だった。もちろん、今度は弱層テストの結果でどのような判断をするかが問題になるだろうけど、客観的判断材料が多い方がヒューマンファクターを排除できるはずだ。実際、好天が続いていた十勝連峰に先シーズン入り、弱層テストなしで滑走を行った。改めて反
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