目は口ほどに物を言うクリキントン先生を通して、他学科某教授と共同研究をしている女史とお近付きになった。パワフルな彼女は度々事務室に遊びに来てくれては刺激的な話を聞かせてくれる。今回、彼女から自身のビジネスの商品開発に伴う実験をクリキントン研究室で行うので一緒にどう?と誘いがあり、事務仕事の合間をぬってその実験に参加した。実験参加者の中の一人で女史の相棒であるデザイナーの彼とは面識はあったものの話をするのは今回が初めて。クリキントン先生や女史から彼の話はよく聞いていたが、彼の凄いところは、ほぼ“アイコンタクト”でコミュニケーションが成り立っているところ。
私から見た彼の印象は・・・例えば、おとなしい子供が親戚の家へ連れて行かれた時、目の前にお菓子を出されて、食べたいんだけど恥ずかしくて自分から「食べていい?」とか「コレ頂戴」とか言えずにいて、親戚のおばさんから「お菓子食べてもいいのよ。ジュース飲む?」とあれこれ世話を焼いもらったり、数多い問いかけに対し、すべて目で訴え、そして静かに出されたお菓子を食べながら大人の会話をまるで何かの音でも流れているような感覚で、部屋の中にキョロキョロ見渡し、置いてある珍しい物も見つけては一人喜んでる感じだ。
長い時間、彼と行動を共にしている女史でさえ「一日一緒にいたけど今日は彼の声を聞いてないような・・・。話はしていたけど、どんな声だったか覚えてないよ(笑)」と言う。でも二人の間で、物事は円滑に進んでいるから凄い!!聞けば彼は子供の頃から、周りの友達とは“アイコンタクト”で意思表示をしてたとか(笑) そんな彼はちょっと変わった子供だったが皆からイジラレ愛され今に至っているという。
かなりオイシイキャラじゃないですか♪早速私も“アイコンタクト”でのコミュニケーションをやってみようっと( ̄∀ ̄*)!!
朝一、いつものようにケライ先生がお茶を入れに事務室にやってきた。
「おはぉ~ござぁいますぅぅぅ~(´Д`)」いつものように脱力感たっぷりの挨拶をするケライ先生。
「・・・・・」(←アイコンタクトコニュニケーション実践中♪)
「はぁ?ど~したんですか??その何か訴える目は??」
「・・・・・」(←おはよございます、センセ♪)
「もしもし?あかねさん?
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