虹の橋へ悲しみ。
看取ったという達成感。
いっぱい留守番させてしまったと、少し後悔。
寂しさ。
長いような短いような間一緒にいてくれたことを不思議に思う気持ち。
愛しさ。
虚脱感。
苦しいときにさり気なく寄り添ってくれたことへの深い感謝の念。
2月に入って調子を崩し、夜中に咳き込む背中をさすってやった日々。
最期は、息が上がってきた。
こちらもその呼吸に合わせ、しかし私も苦しくて、見てられなくて、長い夜をおびえながらともに過ごし、そんな中でも彼は大好物の焼き芋をほしがった。
向こうの世界へ、恐怖なくきちんと渡れるように、FESのエッセンス、エンジェルズトランペットと、守護天使がしっかりと導いてくれるように、アンジェリカの2種をたらしたおイモをおいしそうにたいらげた。
それから、いきなり西の窓を見て「ワン」と言うので、、、 ああ、小さく光る存在が私の肉眼でも見て取れた。
お母さんかな?
見事に迎えに来るものだ。
人と変わりないね。
朝になるまで頑張って、家族一人一人の顔をじっと見つめ、寝坊したチビが階下に来るのを待ち、挨拶を終え、それからしばらくして、さらに激しい息使い。
歯茎から、二度目の、エンジェルズトランペットとアンジェリカを含ませる。
こちらも、きちんと見送れるようにと、2滴摂る。
「もう、頑張らなくていいよ。大丈夫だから。もう、いきなさい!」
そしてチアノーゼ。気を失う。
ポコンと、彼の肉体から魂が抜けるのがわかった。
小さな息も、一時間するととまり、眠るように旅立った。
そのとき、プチンと、頭のてっぺんの玉の緒が切れた。
見た目は、ちょっと壮絶でしたが、でもなぜか空気は清らかで、翌日には、家族全体を、大きな喜びが取り巻いていた。
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