映画「緋牡丹博徒 花札勝負」2009年に見た映画(七) 「緋牡丹博徒 花札勝負」
原題名: 緋牡丹博徒 花札勝負
監督: 加藤 秦
出演: 藤純子,高倉健,若山富三郎,嵐寛寿朗
時間: 98分 (1時間38分)
製作年: 1969年/日本
(浅草 浅草名画座にて鑑賞)
2009年 2月鑑賞
(満足度:☆☆☆☆)(5個で満点)
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時は明治中ごろ、所は名古屋。
美しい女博徒通称"緋牡丹のお竜"(藤純子)は盲目の少女が列車に
轢かれそうになるところを助ける。身を寄せた先では"ニセ緋牡丹のお竜"
が賭場を荒らしていた。実はニセ者は助けた少女の母親だった。
やがてお竜はニセ者共々賭場の熾烈な縄張り争いに巻き込まれる
ことに。。
女性が仁義を切るというシーンは初めて観た。しかも見事な仁義。
藤純子は容姿も佇まいも美しく仁義もキレが良くて"様"になってる。
要所で要所で場面とテンポの重要な切り替えのきっかけとなり
健さん演じる渡世人と緋牡丹のお竜との邂逅の場ともなる重要な
線路下のシーンでは効果音と蒸気だけで汽車の行き来を表現して
いるのが味があっていいなあ。ほとんど目に止まらないような
細部の小道具まできっちり作ってあって目に楽しい
クライマックスのカチコミに向かう雪が僅かに積る小道のシーン
まで美術・照明はとてもしっかりしていて最後まで見せる。
約束した期限の時間を守らせまいと敵のチンピラ達に待ち伏せに
合ったお竜がたった一人ドスで渡り合うナイトシーンは演出も
殺陣も思いの他スタイリッシュでちょっとびっくりするくらいいい。
藤純子の立ち回りも無駄な動きが無くただ美しい。
嵐寛寿朗の親分役、高倉健の抑制の効いた動きも見ごたえ十分。
敵陣への殴りこみ(カチコミ)のシーンは当然のことながら
このジャンルの映画では最も重要な"命"のシーンだから
画面全体から感じられる気合も半端じゃない。
しんしんと降る雪とお竜と供一人。
裸電球の街灯が一つ、道を照らす。
演歌調の音楽が満を持して流れる。。
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