晶の彼氏?  【携帯】



晶のバイト先で
食事をした天満、愛理、美琴

別れ、愛理の車(運転手は執事ナカムラ)に乗り込む

「ねぇねぇ、もう外真っ暗だよ」
「そうね」
「晶ちゃんもバイト終わりじゃない?」
「…一人じゃ危ないわね」
「そうだな」

一緒に帰ろう
とうなずき

ナカムラを待たせ
レストランの方に戻る

従業員出口付近で、晶を見つけ

声をかける

…いや、かけようとしたのだが

「あ
「アキ」

バイクにまたがり、ヘルメットを被った男
その声に遮られた

「「「!?」」」
驚き、顔を見合わせる三人

「どうしたの?」
「夜道に女一人は危ないから…送ってこうと…思って…だな」

くぐもった声
でも照れてるのが分かる

「誰を?」
「オメェをだよ!」

きっとメットを外したら、顔は真っ赤だ

「…そう」
感情のこもっていない声
…でも、親しい人間には、なんとなく嬉しそうだと分かる

「んで…どうする?」
「…断わったら?」
「バイク引っ張って、歩いて、跡つけて、家に着くまで見守る」
即答

「…他の人に送ってもらうって言ったら?」

晶は三人が覗いているのに気が付いている

もちろん三人は気付かれてると気が付かないが

「……そいつが送り狼にならねーよう、あとつける」
しばらく考え、答える

「……。」
見られてるのを分かった上で、男に抱きつく

「「「£%#&*!?」」」
目を真ん丸にして
互いの口を手で押さえ、叫んでしまうのを防ぐ

「どわっ!」
バランスを崩しそうになるが、持ち前の運動神経で堪える

「ホント…貴方って…」
胸の中に顔をうずめ、くすくす笑い、呟く

「んだよ…」
バイクを支えている為、動くに動けず、
抱き締め返そうにも返せず
困ったように尋ねる


「なんでもない」

そう言って、離れた瞬間を通りがかりの車のライトが照らす

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スクランSS
2006/02/26




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