高校最後の文化祭【携帯】また文化祭の季節が廻ってきた
サバイバルゲームとかなしに すんなりと決まったのはいいんだけど…どうしよう
…
受験もあるし
高野さんは別のクラスだし
とりあえず演劇の本でも買おうっと
結城つむぎ、今年もお手伝い
昨年の本は売却済
なので新たに必要
腰かけて本を読んでいる男性店員
結構かっこいい
じゃない!
どうしよう…声かけづらい…
ドサッと本を置いてみる
「…あ、いらっしゃいませ」
ハッとして立ち上がり
慌ててサングラスをはめる
「…あれ?
…播磨君…?」
ホッとして見ると
同じクラスの播磨拳児
「……。」
チラっとこっちを見ると、黙ってレジを打つ
「…ここでバイトしてるんだ」
ビックリ!!
「ああ
…小せぇ古本屋だからあんま人来ねぇし
空いた時間で本読めるかんな」
手際よくカバーをつけていく
「へー!!
本好きなの?」
「え……
あ うん 好きかな」
うひゃーむちゃくちゃ意外!
しかも高野さんと答えが一緒だし…
あれ?でもサングラス外すと精悍な顔付きしてたな
…意外とハマってる?
高野さんは古書と美女!!
じゃあこの場合は…古書と美男子…?
「あの…ツリ」
あ!そうだ!!
「播磨君!文化祭で演劇の脚本書いてみない!?」
「え……」
「脚本?
うけてあげればいいじゃない」
「気楽に言うなよ
テメーだって去年渋ってたって聞いたぞ」
「…私はいいの
こないだだって新しい賞とったんでしょ?」
「…ああ
けどよ、漫画とシナリオじゃ違うだろ」
「大して変わらない
ネームみたいなものよ」
「うーん…
でも こーいうの苦手だ…
クラスのヤツとかに頼まれるっていうのは」
「フッ」
「…笑うとこか?」
「いえ、去年の私と同じこと言ってると思って」
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