映画『愛を読むひと』感想

ドイツの作家ベルンハルト・シュリンク『朗読者Der Vorleser』が原作のハリウッド映画。 

1958年、15歳のマイケルは21歳も年上のハンナと恋に落ちた。マイケルが本を読み聞かせ、セックスする。それは二人の習慣になっていった。しかしある日突然、ハンナは姿を消した。
1966年。法科の学生となっていたマイケルは、ナチ戦犯の裁判を傍聴しに行き、被告席に座っていたハンナを見て衝撃を受ける。
ハンナは戦時中、アウシュヴィッツで看守をしていたうちの一人だった。容疑は、囚人たちのうち誰を死なせるかという「選別」を行ったこと、囚人を護送中寝場所としていた教会が空襲で火事になったのにも拘らず、教会の鍵を開けずに300人のユダヤ人たちを焼死させたこと。その事件の報告書を書いたのは誰かを確かめるために筆跡を調べることとなったが、ハンナは名前を書くことを拒み、報告書を書いたのは自分だ、と言ってしまう。
マイケルには思い当たることがあった。――彼女は読み書きが出来ない!
そのことを裁判官に伝えれば、ハンナに有利になる。しかしそこまでして隠そうとした秘密を暴いていいのかと悩むが、結局何も告げられず、ハンナは無期懲役の判決を受ける。
1976年。離婚し一人娘も手放したマイケルは、獄中のハンナに本を朗読したテープを送り始めた。『オデッセイ』、『犬を連れた奥さん』・・・。あの頃の思い出の本を。ハンナはそれを聞きながら、読み書きを勉強する。ようやく覚えた字でマイケルに手紙を送るが、返事は来なかった。
20年後。ハンナの釈放が決まり、身元引受人を頼まれたマイケルは、初めて彼女に会いに行く。そして出所の日、迎えに行ったマイケルは、その朝ハンナが自殺したことを聞く。
ハンナの遺言に従い、マイケルは彼女の貯金を、あの事件の生き残りの女性に渡しに行く。

ハンナに朗読テープを送り続けたのは、多分同情?しかしそれがハンナに期待を持たせてしまったことに気づき、煩悶する。だから手紙の返事も書けなかったのだろう。
ハンナはやっと面会に来てくれたマイケルを見て、それが愛からではなく義務感からということに気づいてしまったため、誇り高い彼女は死を選ぶしかなかったのだろう。

恋愛物語の側面が前面に押し出されていて、一言でまとめれば、「ひと夏の恋を一生引きずった男の話」(←まとめすぎだ)にな

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映画・テレビ
2009/06/28




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