日本酒の価値観と三増酒の罪皆さんは太陽酒造のお酒は高いと思いますか?安いと思いますか?
あるお客さんは太陽酒造の酒は安すぎると言います。
で、またあるお客さんは太陽酒造の酒は高すぎると言います。
ほんとに五分五分ぐらいで。
なんで、こんなに人によってバラつきがあるんだろうか。
僕に持論ですが、やはり戦後から続いている三増酒がそうさせているんだと思います。
三増酒とは戦中の米不足から続く純米酒をアルコールで三倍に薄めた酒のこと。
今では融米仕込やらα化など酒粕すら出ない酒造法もあります。
で三増酒の凄いのはメチャメチャ安く造れるところ。専務が聞く所によると切り詰めれば1L当たり70円で出来るそうです。
そんな酒がパック酒になってスーパーやらディスカウントストアーで1.8Lで\1000未満で売ってるんで、そりゃあウチの酒の値段を見たら高いと思って当然です。
しかし僕は太陽酒造の酒は安すぎると思います。
太陽酒造は全量手造りの純米無濾過生原酒。しかも使ってる米は全量兵庫県産山田錦。
手造りだから人件費も掛かってます。一般米ではなく山田錦だから材料費も高い。純米酒原酒だから米も大量に使ってます(和田美酒なんて一本当り360g使ってます)。生酒だから冷蔵庫で貯蔵しなければなりません。
はっきり言って太陽の酒は値段を上げないとやってられない位安い。
僕に言わせてもらえば、そんな酒が大手のパック酒と同じ土俵の上に上がってる時点でおかしい。
比較するものがあって初めてウチの酒が評価されるので三増酒が悪いとは言いません。でも大手メーカーが余りにも日本酒の値段の価値観を下げたのは事実。
じゃあ瓶とラベルを変えて桐箱に入れて高く売ればいいと考えるときもあるけど、ここの蔵は、そんなことするならもっといい材料を使ってやろうって考える蔵なんです。
消費者には中身の価値をわかって味わってほしいですね。
以上、真面目な話し終わり!!
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