亀ちゃんズかれこれ11年?もしかしたら12年になるのか…
我が家には二匹の亀ちゃんがいた。
お祭りの屋台でみどり亀すくい。おっちゃんの景気のいい声に誘われてしまった娘と、わけも解らずねぇちゃんにならってしまった息子が、我が家に連れて帰って来た亀ちゃんズである。
みどりだったのはわずかの期間。すくすくと育つにつれ、ゴツい亀ちゃんになっていった。ドンドンでかくなるんで、驚いた。ペットショップの亀飼育セットは大嘘つきだと何度も思った。
餌を持ってそばに行くと、ニョッキリ首を伸ばして下から見上げる。水を換えてると、脱走を図る。亀が鈍いってのも大嘘だと思ってる!
そんな亀ちゃんズが、今年珍しく冬眠した。冬眠したと思ってた…
首を引っ込めてじっと動かない。ずっと冬眠なんてしなかったのに、できるもんなんだぁーなんて、おまぬけに思ってた…
水槽を移動して、風当たりのないとこに置いて、上から布をかけて。
でも、きっとその時はもう、天国に向かった後だったのかもしれない。
今になってみれば…
今朝になって、様子の変化に気が付いた旦那に教えられても、すぐにピンとこなかった。絶対冬眠を信じてたし、動じない奴らだったから。
間違って、寝てるだけの奴らを埋葬しちゃったら、えらいことだよと。
いさめるつもりで、慌てて亀ちゃんズの所に行って。本当に命が終わってしまっている事を実感した。
面倒見の悪い飼い主に10年以上も辛抱して、狭い水槽から外を眺め続けた亀ちゃんズは…
揃って逝ってしまった。
なんだか、我が家の病を引き受けて、身代わりしてくれたような気さえして。
誰も亀ちゃんズの事に触れないで過ごした。
細長い屋台にごちゃごちゃでやってきた中にいて。たまたまおっちゃんが、たまたまヒョイと捕まえたばっかりに我が家にやって来る事になってしまって…
それが、良かったのか悪かったのか。それは否応無しに亀ちゃんズに降りかかってしまった事だっただろうに。
ありがとうね。こんなに長く一緒にいてくれて。
ごめんね…
愛情薄い私で…
怖くて触れなかったから、ずいぶんむちゃくちゃな水換えしたし。餌やりもぞんざいだった。
何より、天国に旅立った事に気が付いてもあげられないで、冬眠だなんて、平気で、寒い外に放置して…
大切なかけがえない命を、無くしてから悔やんでも、遅いんだよね…
アホな飼い主で、ごめんね…
亀ちゃんズ、バイバイ。
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