第15回「和同開珎」の時代を探る。貨幣を26年も扱って商売してると「先生と」よばれ辟易する事がある。勿論、
大学を出てから、教師の資格もあり、多少、貨幣関係の著作もあり、人並みに
勉強もしたが、先に生まれたという意味で「先生」と云われるなら良いが、得て
してベンチャラめいてコインを廉く購入しようとの下心の向きが多い尊称なので
当方は警戒するので、私共に来られる方は、ご懸念なく呼び捨てされたい。
「和同開珎」末字は「ほう」でも「ちん」でも良いようだ。
『和同開チン』の「本物欲しいが在りますか」?。とボーナス時期に問い合わせ
が来る、「チン」で笑い声が混ざる。、何故なら、ごく、正しい表現だからである。
昔々、どれ程の発行数があつたか知れぬが顧客さんだったら、時間を頂戴
し鑑定書付きを納める。何枚か今迄商ってきたがこれほど厳しい品も無かろう
採算が取れぬ、仕入れ値が高い!。まして、『皇朝十二銭』全揃いのオーダー
だったら、ご免蒙る。708年から250年の期間に12種が発行された。組合の
「日本貨幣カタログ」に <和同>だけで12種解説されている、(最近、細かく
分別された)昔は2種位だったが、研究されてきた。価格も開きがある。
偽物の世界でこの種が一番多い、権威のある貨幣商から組合鑑定書付きで
お求め請う、最近、これより古い貨幣が発見された。「富本銭」である、
左右に7個の星あり、平成11年1月19日、奈良、明日香村、「飛鳥池遺跡」
から出土。成分の測定で最古の銅貨と認定され重文指定された。
中国、唐時代の『麿文類しゅう』に‘富民之本、在於食貨’(民を富ませる本は
食と貨にあり)から類推すると富本の持つ意義が推量できる「和同開ほう」製作
が708年(和同元年)だから、富本銭が古い、見本となったのは唐代の優秀銭
「開元通宝」武徳4年(621年)で当店でも中学生に推奨する→硬質銅貨だ。
富本銭の左右の縦のに7個の星は七曜の星は【陰陽五行思想】によるらしい。
こうした貨幣を眺めると、想像がはるか天空に駈け「趣味の王は貨幣である」!
我田引水ではないが、富本も和同も目玉が飛び出るほど高いし富本銭は特に、
国宝級だ。しかし、渡来銭でも特に江戸期に、優秀なるものを明銭「永楽通宝」
(1408年)を敬い、年貢や物価を永楽銭に換算し
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