朝めしクロワッサン 31(ちゃんと言わなきゃダメですか?)

 佳世を送り会社に戻った孝政は、まだ三割がた放心していた。みんなに励まされたが「うん」とか「ああ」とか耳に入ってない様子だ。それでも、きっちり定時でタイムカードを押した。

立ち直れそうになかった。つき合ってる彼女に自分がそれほど負担をかけていたなんて‥。

いっしょにいてそれほどストレスを感じるならば‥それは、彼氏とは言わないんじゃないか。

やっぱり、あの時の「やだ」は慎みとか恥じらいなんかじゃあなかったのか。

合鍵を使って部屋に入ると、佳世はキッチンに立っていた。

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小説 | 恋愛
2009/07/12




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