一枚の白い紙、untitled 2吹奏楽部のしょうこちゃんはパインアメがすきだった。
甘くて、黄色くて、小さくて、真ん中に穴が開いていて、その穴からのぞく世界はなんでも甘ったるく、とろけそうで、夢の中みたいだった。なめているとパインアメはアメのなかにできていた気泡が出てきてその気泡の端っこで舌を切ってしまうことがよくあった。
するとそこからはきれいな赤色の血が出て、パインアメは血のパインアメになった。だけどしょうこちゃんそれでもパインアメがすきだった。
むしろそのことも含めて好きだったのかもしれない。
定かではない。
そんなしょうこちゃんはトランペットを吹いていた。
プープープー
トランペットは明るい小さな女の子が元気よく「はいっ」といって手を上げるときのような、色で言うと白か黄色みたいな音が出る。そんなところがすきだった。
そんなしょうこちゃんはトランペットの練習をしながら、グラウンドでサッカーの練習をしてい
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