知と愛ヘルマン・ヘッセ『知と愛(Narziss und Goldmund)』を読了。
ヘッセを2作読んで思うに、ヘッセの小説って、「物狂おしけれ」って感じ。
ひたすら悩んでは、放蕩と祈りを行ったり来たりしてる気が・・・。
『デミアン』と同じく「母」ってのが重要なキーワードなんやろうねー。
結構中盤のゴルトムントの放浪生活が長い・・・。
しかし繰り返される色恋沙汰も常に格調高い翻訳で読ませます。
ゴルトムントが芸術や自然に感動するところは、うんうん、わかるーと言いたくなったし、死に直面したとき、生きようともがく場面に唸った。
でも一番好きなのはナルチスとの会話場面だ。
最後辺りの問答はさすがに小難しくなってくるが、おもしろい。
私はどっちかっていうと、ゴルトムント的だな。少なくとも、ナルチスではない。
解釈はいろいろあるんだろうが、私はとりあえずヘッセは「自分自身でいろ!」と言いたいんだと受け止めている。
しかしヘッセ、恋愛にはあれほど大胆なのに、友情(?)となると俄然繊細になるのはどうしてなんだろう・・・。
コメント(0)|コメントを書く
カテゴリー一覧
最近のコメント
このブログを友達に教える