選ばれし者達(44)


香織はおもむろに話しはじめた。
「先生、先生が高校生時代の時の親友で、私の様な人がいましたよね?」

「え?」
みゅーみゅーは意外な切り出しで動揺を隠せなかった。

「私、先生のその親友と同じだと思うんです。」
香織は続けた。
「先生の親友が先生に話した事はまだ覚えていますか?」

「ちょっと、香織さん。あなたがなんでその親友の事とか、話した事とか知っているの?」
みゅーみゅーは完全に混乱していた。

「私、超能力があるんです。」
香織はきっぱりと言い放った。

「超能力って、親友にはそんな力無かったわよ。」

「確かにそうですね。私はその親友さんより、はるかに力がありますから…。だから、私は先生の過去の事もいろいろと知る事もできますし、今の事もわかるんです。」

「とりあえずはわかったわ。それで、何を話しをしたいの?」

「それは、私この学校を変えたいんです。いじめとか、派閥とか、そういうごたごたを無くしたいんです。」

「うん、確かにその気持ちはわかるけど…。」

「それで、先生に協力して欲しいんです。」

「そんな、協力って言われても…。」

「先生、先生にも力がありますよね?」

「えっ!あなた…。」
みゅーみゅーは誰にも知られた事の無い力の事を指摘され驚いた。

「それで、まず先生の力を借りたいのと、私の力の事を秘密にして欲しいのと、後は、私が学校でやろうとしている事について邪魔をしないんで欲しいんです。」

「そう言われても…、一体何をしようとしているの?」

「先生には迷惑をかけません。それに交換条件として、先生が今、抱えている問題を解決してあげます。」

「ちょっと待って、抱えている問題って…。」

「先生、体育の田中先生に付きまとわれているでしょ?」

「そ、それは…。」
香織の指摘は図星だった。

香織はしばらく、下を向き目を閉じて、トイレで確認したメールの内容が事実なのか、力を使い意識を飛ばしてみた。

しばらくの静寂の後、事実だと確認するとひと呼吸してから話しを始めた。
「実は、田中先生、近々学校をやめる事になります。」

「ちょっと、どういう事?」
みゅーみゅーは突拍子も無い香織の話しに驚いた。

「正確には、私が何かをするんじゃなくて自滅するんですけど、あと2時間もしたら先生にもわかると思いますが、

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小説
2009/03/13




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