「大阪脳の秘密」文字起こし(2)

ズバズバ脳

(ナレーション)
大阪人は、思ったことを遠慮なくズバズバ言う。
これは脳科学的に言うと、「脱抑制」状態
例えば、関西以外の人は
 「ねえねえ、これどう思う?」
  「ええんちゃう?」
こんなことを言っては失礼と思い、無意識のうちにブレーキをかけていることがある。しかし、大阪人は
 「あんた、それ似合ってると思うてんの?
   それどこで買うてきたん?」
脱抑制とは、心の制限装置を外した状態のこと。
このとき脳はフル回転し、創造性は飛躍的に高まると言われている。
自分の中のリミッターを外して生きること、それがひらめきを生む秘訣なのだ。      

ええんちゃう?脳

(ナレーション)
(大阪人は)とっても楽天的。
根拠もないのになぜか自信を持ち、「ええんちゃう?」とものごとを前向きにとらえる。
ポジティブにものを考えると感情をつかさどる扁桃体が脳内で快感を生み出す物質ドーパミンがドンドン放出される。
このドーパミンの量が多ければ多いほど、人間は大きな喜びを感じることができる。
脳にとって、根拠なき自信は非常に大切なのだ。

新しもん好き脳

(ナレーション)
そもそも人間の脳は、新しいものに出会うたびに進化した。
新しい刺激を受けると、脳の中の創造性をつかさどる部分が活性化する。
すると、本来は考えていなかった偶然のひらめきが生まれやすくなる。
その結果、思わぬ大発明や大発見につながるラッキー、セレンディピティに出会う力も強まるのだ。

浪花節脳

(ナレーション)
他人の不幸話を聞くといつの間にか自分のことのように感じてしまい、一緒に悲しくなる。
これは脳科学的に言うと、ミラーニューロンの働きによるもの。
脳には他人の経験したことを、あたかも自分が経験したかのように受け取る神経細胞がある。
これがミラーニューロンだ。
例えば、誰かが痛い思いを

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茂木健一郎
2009/04/29




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