企業収益のアジアシフト毎朝、日本経済新聞を読んでいるのですが、ここ2、3日の間に会計や税務に関する記事がたくさん掲載されていました。いくつか興味深いものもありましたので、少し取り上げてみたいと思います。
6月4日(木曜日)の日本経済新聞朝刊の記事からです。
上場企業が2009年3月期に計上した営業利益のうち、アジア地区の依存度が過去最高(36.1%)となったと伝えています。特に、下半期については、日米欧がそろって赤字となる中、アジアだけが黒字を確保した模様です。このことは、世界同時不況の中でもアジアの需要が底堅かったことを物語っており、アジアでの収益力が日本企業の中長期的な成長を左右すると見られています。
記事では、インドでの販売が好調であった軽自動車でおなじみのスズキさん(この話は比較的有名ですよね)、子供用の紙おむつ等の拡販で業績を伸ばしたユニ・チャームさん(偶然なのですが、以前あるテレビ番組でこの話題に触れられているのを見ていて、ちょっと驚いていました。なんとなく、紙おむつは日本のものというイメージがあったので)、中国での活況は背景にオーストラリアからの鉄鉱石輸送が増えた日本郵船さんの事例が紹介されています。
また、今後もこのような傾向が続くとみて、積極的にアジア地区での事業を展開する企業の事例も紹介されていました。このような情勢については、国際通貨基金(IMF)の世界経済見通しにも表されており、09年の世界経済は実質成長率がマイナスになる中、中国を含むアジア振興国は4.8%成長を維持する見通しとなっているようです。
以前にこのブログでも触れましたが、私もこれまでに、シンガポール、クアラルンプール(マレーシア)、バンコク(タイ)、上海(中国)などの都市を訪れる機会をいただきましたが、いずれの都市も発展がめざましかったことに驚きました。その時、直感的ですが、日本もこのアジアの中でどのような存在感を出していくのかということをもっと真剣に考えるべき時に来ているのではないかと思いましたが、まさにそういう時代が訪れつつあるようです。
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