マタドールに追われる恐怖?「TIME」27th - April 2009号に面白い記事が掲載されていたので紹介します。「Postcard」という1ページの短いコーナーで紹介されていたのですが、スペインの借金取りは日本のそれ(that in Japan)とでは、その様相がかなり違うようです。
借金取りと聞くと、胸のざっくりと開いた柄シャツに、金のネックレス、サングラスといったような怖いイメージが思い浮かびますが、スペインではそうではないそうです。
スペインでは、法的にのっとって借金を回収しようとするとかなり時間と労力がかかるようで、そのためあるユニークな方法で借金回収をし始める業者が誕生し、その産業が年々大きくなり、それがここ2~30年で大きな産業になっているようです。
そのユニークな方法というのは、実はコスチュームを着るということです。「なんだそれ。」と思うかもしれません。闘牛士であるマタドール、マスクオブゾロのゾロ、ピエロ、僧侶などその格好は様々ですが、多種多様な格好をした借金取りがお金を返さない人の前に現る、ただそれだけなのです。
特に危害を加えるわけではなく、変な格好のままターゲットに付きまといながら町を歩き、レストランなどでは隣の席に座ったりするのです。話を聞くだけではそれほど怖くなさそうなのですが、確かに怖くはないのです。ただ恥ずかしいんですね。
実は、「In this country, they treat people who owe money worse than criminals.」と言われるくらい、スペインでは借金をしていることを恥ずかしく、悪いことと捉えているようです。そのため、そのような変な格好で付きまとわれると、周りの人に自分が借金をしていることがバレてしまい、その恥ずかしさから借金を早く返す気にさせるそうです。
スペインの人にとっては非常に辛いことなのでしょうが、日本人の私からするとどうしてもあまり効き目がないように思えてしまいます。しかし、ある会社では回収人を400人も抱え、その回収成功率は63%になるという事実を聞くと、文化や考え方の違いを改めて感じてしまいますね。
ちなみに、この業者らに対する不満や反発が、常習者ではなく普段は真面目に借金を返しいていたが、たまたま返すことができなくなってしまったような人たちから起こり、こういった回収方法にもいよいよ規制が入っていく模様です。
それでは今回のテーマとなった「借金」に関して、記事に登場した語彙を少しご紹介させていただきます。
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