中国人のクラスメイト

私が5年前に仕事の帰りに通っていた東京のビジネススクールでクラスメイトだったYさんから久しぶりに「アメリカ企業に転職しました」というメールがあった。 Yさんは中国人で、中国から日本の大学に留学していたのもあって、日本語はとっても流暢(文章も日本人のように書ける)、そして何より数字にむちゃくちゃ強く、クラスでも一番できる人だった。そのとき私は数字に強くなりたくて、ファイナンスの基礎コースをとっていたのだが、どうも英語を学ぶほど夢中にはなれずおちこぼれていた。 そんな私を学習面でいろいろ助けてくれたのがYさんだった。 Yさんは当時28歳くらいで、日本の大手しょうゆメーカーに勤めており、奥さんとともに日本で暮らしていた。 日本の会社ではYさんが中国語と日本語が流暢なので、いつも通訳としてこき使われ、「新人はむこう10年は雑用だね。」と言われせっかくのやる気がうせるとなげいていた。 そして日本の会社では彼が中国人だからどんなに実力があっても待遇面で日本人と同じようには扱ってもらえないので、早く今の仕事を辞めて新しい仕事につきたいと夢を語っていた。 Yさんは日本人と全く同等の日本語力があることもあって、授業中も講師にばんばん質問し、あるときには「先生、それはこういう説明もできます。僕に説明させてください。」など、日本人ならあっとおどろく積極的な行動で皆を驚かせていた。 そんな突拍子も無いYさんは、人間としてとてもおもしろかったので、気があって、週末に家にまで招いてくれた。奥さんと共同で作ってくれたあったか中国手料理を囲んで、夢を語り合ったものだった。

Yさんも私も、「飲み会」でのネットワーク作りがメインのようなビジネススクールに限界を感じ、短期間で辞めてしまった。 Yさんはその後、一大決心をしてアメリカのオハイオ州にある大学にMBA留学をした。 (同じ時期私は主人の転勤でアメリカに2年半住むことになった)Yさんは努力のかいがあって、メールには日本大手企業から数社、そしてアメリカの大企業インテルからぜひ来てほしいと内定をもらったという。そしてYさんが選んだのはアメリカ企業であるインテルだった。 インテルの最終面接はアリゾナ州であったという。Yさんはインテルを選んだ理由をこう述べている。

First, and the most important reason, is that Intel has promised me full opportunity for future growth.  Of course accompanied by all challenges, I will be responsible for strategic decisions from a Rank 6 position. 

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2007/02/02




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