交差点のシンデレラ

新しい靴を履く前に必ず「今度は気をつけよう」と思うのだが
いつもどこかにつまづいて、かかとを引っかけてしまう。
特に下ろした初日に、かかとの皮がよれてしまったときには
運が悪いだけでは済まされない、悲しい気持ちになる。

もともとつまづくことが多い。
運動神経が悪いわけではない。
もって生まれたそそっかしさが大きな原因だろう。
そして最近、やけにつまづく。
これは加齢によるもので、気持に体が付いていかないことが要因なのは
間違いない。
気持は一歩先に進んでいるのに
肝心の足が一歩出ていないことに、つまづいてからやっと気付く。
運動会で転んでしまうお父さんの気持がよくわかる。
それとも、軽い幽体離脱が起こっているのだろうか。(そんなわけないだろ)

つまづく状況も変わってきた。
以前は、階段がもう一段あると思ったのに実際はなかったり
逆に平らだと思っていたら段があったというような
完全な勘違いによるものが大半だった。
しかし最近は、平らな場所でもことは起こる。
さらに、つま先もひっかけるようになった。
これはまずい。
完全に、足が上がっていないことを示している。

先日、久々に新しい靴を履いた。
薄いベージュの、ピンヒールまではいかないが比較的かかとが細いパンプスだ。
金額はさほど高価ではないが形が気に入っているので
今回こそは気をつけようと強く思った。
歩く場所にも気を遣う。
排水溝などの金網のところにかかとが入ってしまったら
それこそ一回で皮がべろべろになってしまうので
平らな場所を選んで歩く。
砂利道、ぬかるみ、落ち葉など、しっかり道を見極めて
足が上がっていることを自覚しながら歩く。
靴のためにも、自分のためにも涙ぐましい努力をしないと、ね。

うちへ戻ってからも、しっかりと汚れを落とし
ぼろ布を詰めて形を整えるなど、ケアーにも抜かりがない。
これだけすれば、靴も長く履くことができるというものだ。
どこへもつっかかることなく、ベージュの靴は買ったままの状態を保っていた。
私にとっては奇跡的なことだ。

そして本日、天気も良いのでお気に入りのベージュの靴を履いた。
昼食を買うために外へ出た。

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ファッション・アクセサリ | 日記・コラム・つぶやき
2009/06/25




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