製造業の厳しさ

 ものつくりの現場に滞在してもうすぐ四ヶ月。一つ目の‘大きな壁‘に出会いました。それは、検査の作業です。

 オイルシールという名前の、まっ平らに加工された面上のキズをチェックして、キズがあるものは材不〔材料として不適の略〕として捨てます。材料として不適とみなされるのは0,5ミリ以上のキズです。シャー芯の先と同じ太さです。その程度のキズでも漏れが発生する可能性があるらしく、厳しくチェックされています。確かに、車のオイルやらガソリンやらがもれようものならば、かなり危険。今までは、案外適当だなと思うところが多かったけど、ここ一週間は物を作るって言うことの厳しさを痛感させられています。

 作業の途中に足を止めて検査をしなくてはいけないのですが、平均で10秒くらいで見極めて判断を下さなければいけません。日常で1センチ、一ミリがどうだこうだっていう機会はほとんどないので、かなり未知の領域です。おまけに、キズの種類もたくさんあって、表面上のカスリキズならヤスリで削って消せるから問題ないとか、巣穴〔検査対象の材料はアルミニウム製で、型に流して作成されているらしいのですが、そのときの温度、湿度の違い、或いは素材の純度の違いなどでどうしても気泡が入り込んでしまうらしく、ありの巣のような穴ができてしまうらしいです。その空間のことを言います。〕だと奥まで続いている可能性があるから問題だとか、はっきり言って、あったま痛いです(^_^.)。

そんなこんなで、神経をすり減一週間でした

 でも、即決即断の練習になるし、大雑把過ぎる性格では社会ではやっていけないので、その克服の試練だとも思えるから、がんばります。まあ、細か過ぎる人間にならない程度に細かくなります。

2008/04/05




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