地獄と極楽ツアー先日、ある所で、興味深い話を聞いた。
「地獄と極楽はどこが違うか?」ということをテーマの
何かの本に書かれてある 地獄・極楽ツアーが行なわれたという設定での話だ。
ツアーの最初の行き先は地獄。
参加者は頭の中に「血の池地獄」「灼熱地獄」等を思い浮かべながら、それでも恐いもの見たさに、ある意味、ウキウキと地獄へと向かった。
しかし、いざ、地獄へ着いてみると、目の前にある地獄の様子は、花
も咲いていれば、鳥
もさえずり、実にのどかな風景だった。しかも、おいしそうなご馳走もふんだんにあり、何不自由ない世界のように思えた。しかし、そこに住む人は誰もが飢餓に悩む人々だったというのだ。
何故なのか?
それは、ご馳走を前にしていても、そこの住人達は皆、自分の腕より長い箸を持たされ、折角のご馳走を前にしても、誰もそれを自分の口に運ぶことが出来ず、空腹を満たすことが出来ず、いらだちのみが充満し、失望感が漂っていたのである。
ツアー参加者はそれを見て「あんな箸を持たされてたんじゃ、折角のご馳走も、なんにもならない。もう何日も食べていないだろうに・・・
『あれじゃ、まさに地獄だよ・・・』と口々に同情の言葉を発しながら、地獄を後にした。
次なる目的地
は極楽へと向かった。
そこも、やはり、花
が咲き、
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