みまもりで7人の命助かる

 「何日も洗濯物が干しっぱなし」「新聞受けに何日も新聞がたまっている」「配食するも不在、応答がない」「牛乳が何日も出しっぱなし」など、ご近所で小さな異変に気づいた場面はないだろうか? あの几帳面な人がおかしい・・・。こんなときはどうすればよいのだろうか?

 わがまちも急速に高齢化が進んでいる。いま所沢市の高齢化率(65歳以上)は19.5%、約66700人もいる。10年後の2020年には30.2%、さらに2030年には34.5%という推計(国立人口問題研究所)もある。あと少しで市民の3人にひとりが高齢者という社会がやってくる。

 10年、20年後でなくとも、所沢市の高齢者夫婦のみの世帯はふえている。さらに単身高齢者も多い。ひとり暮らしの高齢者は10年前と比較しても3倍、すでに8000人を越えている。急に倒れたり、なにかが起きたときはどうなるのだろうか。まわりが気づくのは、日常生活の小さな異変だ。

 昨年9月1日にスタートした「トコロみまもりネット」。つれあいの当麻よし子市長のマニフェストに「高齢者になっても安心して暮らせるまちをつくります」の一項目に、「一人暮らし高齢者の見守り活動を充実」がある。それを具体化した政策が「みまもりネット」。この間、なにか成果があったのだろうか。

 担当課にお話をうかがった。「トコロみまもりネット通報」は1年間で26件。命が助かった例は7件、すでに死亡していた例は6件、その他13件の事例がある。

 担当のSさんのお話。「昨年12月の雨の日。ヘルパーさんが70代の女性宅を訪問。応答がない。室内からテレビの音がする。不審に思い、地域包括支援センターに連絡。市にも情報が入る。Sさんも現場のマンションへ。警察官立会いのもと中を確認。女性は雨のなか、ベランダでパジャマ姿で倒れていた。すぐ救急搬送で病院へ。一命をとりとめた」

 「持病もちの70代の男性の例。本人は入院予定だが来ない。病院の相談員が訪ねるとようすがおかしい。通報がありSさんも現場へ。玄関の鍵を立会いであけて入ると、風呂場で気を失って倒れていた。一命をとりとめた」

 残念ながら死亡していた例もある。「隣人から2日前から牛乳が出しっぱなしとの通報。民生委員、包括センター職員、Sさんも現場にいき、甥の立会いのもと鍵をあけて室内に入る。室内の壁や窓ガラスに結露がある。風呂場で倒れていた。湯は出しっぱなしで、結露は風呂場の蒸気から。死後1日ぐらい経過していた。ガス風呂なので二次災害のおそれもあった」

 この3件はSさんが体験したなまなましい事例だ。そのほか一命をとりとめた例は、「隣人が洗濯物を干したまま。家で倒れているかもしれないと心配。関係機関に連絡のう

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2009/11/10




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