ゴヘイゴケ亜科苔類のツリゴン(トリゴン)

ゴヘイゴケ亜科に分類される属は,クサリゴケ科の中で腹葉が全縁(二裂しない)のが特徴.
いくつも属があってなかなか識別するのが難しいのですが,枝別れの様子と,葉細胞のツリゴン
(trigon:トリゴンともいう)の形,そして生植物の場合には油体の形と数が分かれば,けっこう
機械的に属を決めることができる,,そうです.(苔類をよく知っている人にとっては,このような
決め方は邪道に思われるのかもしれないですが).

図鑑をみると,ツリゴンの形に『二辺が凹み,一辺が膨らむ」との記述があるのですが,
これが実際にはどういう状態を示すのか,実にわかりにくいと感じていました.

たまたま材料が手に入ったので,自分の勉強のためにツリゴンの写真を撮ってみました.
ツリゴン(トリゴン)とは,細胞と細胞が接するカドの部分を指します.細胞と細胞が長く
接するところがへこんでいるのは,「中間肥厚」といいます.

二辺凹,一辺凸の例 
フルノコゴケ Trocholejeunea sandvicensis
[Photo]
 数年まえの標本から写真を撮ったので,油体は写っていません.もっとも,
フルノコゴケは乾燥に耐える種なので,半年くらいだと油体も残っているようですが.

三辺ともに凹む(これが苔類全般で通常のかたち) 
シロクサリゴケ属の種 Leucolejeunea sp.
[Photo_2]
 半年前の標本ですが,ブドウ房状の大きな油体が写っています.

三辺ともに凹む 中間肥厚強い 細胞と細胞の間に線が見

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こけ関係
2009/06/18




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