深夜の愉しみ~『ラ・ボエーム』

題名:『ラ・ボエーム』(2008)

出演:ロランド・ビリャソン アンナ・ネトレプコ

ジャコモ・プッチーニ作曲による、かの有名なイタリアオペラ『ラ・ボエーム』が、オペラ界のカリスマと呼び声の高いビリャソンとネトレプコのゴールデン・コンビによって映画化されたのが去年のこと。 先日の『BS20周年企画』にて放映されたので、ちょっと腰を据えて鑑賞いたしました。

貧しい作家ロドルフォは、結核を患った恋人ミミに薬を買ってあげられないことを嘆き、別れを決意します。 ミミは大金持ちに囲われることになるのですが、最後は愛するロドルフォの元に帰り息を引き取るという悲哀に満ちたお話しです。

よく考えると、微妙なお話しですがね・・・(^^;)

舞台を観劇することのライヴ感や芸術性は格別ですが、映像化したオペラってのも素敵でした。 なにせ背景の作り込みが細かくて、セットに奥行きがありますから、景色として自然に受け入れられるわけです。 視覚的には、歌舞伎と時代劇ドラマみたいな違いでしょうか?

とにかく甘く切ない恋の物語を情熱的に歌い上げる2人に、2時間釘付けになれました。

こういう上質な企画を深夜にコツコツと放送している限り、「受信料は無駄じゃないね」と思えます。 近頃のNHKは世俗的な番組作りをするようになりましたが、お笑いを観るならNHKにはチャンネルを合わせないでしょう? 頑張ってくださいね、NHK。

2009/06/03




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