ゲルマニウムの夜~ギリで屹立した世界ゲルマニウムという硬質な言葉が紡ぎ出したのは、人の弱さ、価値観の脆さ、今ここに在ると信じている世界への根本的な疑念。
強烈な風刺と毒がまわってきます。だけど静謐。
宗教による精神の縛りと快楽、支配と隷属、諦観と酩酊・・・すごく観念的なものをフェティッシュに見せる。
花村萬月の原作は芥川賞ですがそちらは未読。
ですから原作はおいといて、ひとつの映画作品としてどう見たかということに尽きるのですが。
面白かった~~。
これ、日本だからいいけどキリスト教圏の国で作ったらかなりな騒ぎになるんじゃないかしらね?危ないですよ。
その危なさが観る者にとって快感となる映画でしょうか。
教会、キリスト教、修道士さん、尼僧に少年までもが、えらいこっちゃ。
冒頭、黒い重量感のある牛が雪のなかをやってくる。その迫力。
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