どろろ,①~フェティッシュな無国籍マカロニ時代劇にギリシャ悲劇を添えて(2007.1.27 札幌シネマフロンティアにて鑑賞)
本日テレビ放送があるそうなので、感動したのを思い出して昔の記事を引っ張り出しました。
あっら~面白かったです♪
傑作かな快作かな。
「ギブス」の「月光の囁き」のフェチ・ヤバイ塩田監督が戻ってきたかなと思いました。
全身ギブスな百鬼丸という主人公の肉体がそもそもとてもフェティッシュ☆
そういう素材を料理するのに塩田監督、ぴったりと思いました。
期待どおりの良い映画でした。
まず冒頭で、
自分の体の欠損した部分を探しまわるという百鬼丸の鬼気迫る哀しみが妖しさとなり、情緒のマイナーコードにがちゃりとはまるとしめたもんです。
そのマイナーコードが観終わる頃には自然と転調して、メジャーコードの爽快感に変わっているんですから。
妻夫木くん、暗美しい美剣士ぶりで魅せてくれます。
一見、妖怪退治というオモチャっぽさが溢れてますが、意外にも心がしっかり描かれた深いドラマが展開します。
天下を取るという欲望にとり憑かれた男は、天下をとる力をくれてやるかわりにお前の子どもの体をくれ、と囁く魔物に魂を売ってしまう。
肉体の48ヶ所を妖怪たちにとられて生まれたその子は川に流され、そして拾われ・・・・(あとは映画を観てからのお楽しみ~)
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