剱岳 点の記~映像美と実直な演技!裏方さん役者さん、尊敬いたします

「剱岳 点の記」

初日、夕方6時10分の回、観てきました。

土曜の夕飯時のわりにはお客さんの入りもよく

何よりも驚いたことは

2時間20分の長尺、本編終わりエンドクレジットが延々と流れても

お客さん誰1人席を立たなかったことです。

場内明るくなるまでみんなじっと座って画面を見つめてました。

というのはやはり、命がけで撮ってきた剱岳の映像に吸い寄せられてしまったからでしょうね。

かくいう私も素晴らしい映像に息をのんで見入ってしまいました。

剣岳に登ると雲の絨毯のむこうに富士山の山頂が見えるんですね~

知りませんでした。

山登りをしない私は一生拝むことのできない光景です。

そんな光景が詰まっている。

映画でなければ観ることのできない世界です。

しかもその映像は、サスペンスやアクションのためのものではない。

明治に日本地図を作るため、その仕事を実直に黙々とこなしていく男たちをただ静かに浮かび上がらせるための映像です。

なんて地味な、でもなんて贅沢なことでしょう。

そして、ただその時代に確かにいたであろう人となって黙々と演じる俳優たち。

浅野忠信さんと香川照之さんはやはりうまかった!

いや、おふたりとも上手い下手は超越してます。

明治の測量技官そのものでしかない浅野忠信(柴崎)と

山しか知らない無学の田舎ものでしかない香川照之(長次郎)です。

ふたりともほんとっ、ものすごい俳優です。

活動屋のこだわりに、映画バカの夢に、徹底的につきあうというその姿勢がそもそも二人こそ「映画バカ」なんだって思えてきます。

いえいえ、この映画に関わった方皆様の苦労のおかげでこんなすごい映像が観られます。

今時、CGなしの手作りの職人技です。

それをゆったりシートにもたれかかってのんびり見られるなんて・・・すごいことだと思います。

苦をともにしながらついに剱岳の頂に立つというとき

二人がその最初の登頂者になることを譲り合うシーンがあります。

二人の人柄が滲み出る素晴らしいシーンでした。

「やったー!」と興奮するでなく、「ついに上ったな」と涙を流すでなく、

二人は初登頂を譲り合うんですね

「山頂はすぐ

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2009/06/21




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