愛されるためにここにいる~フランス映画好きにはたまりませんっ[51y5vswqhl_2] フランス映画、多くを語らずに、こちらの心の襞を震わせてくれる。
語り過ぎないからよね。
そしてセンスの良い音楽や映像すべてがその“心の襞”の更なる表現になっているのですよね。
骨格となる脚本の、何を表現したいか何を伝えたいのかという骨髄部分がとても澄んで純粋です。
映画も人間の体と同じらしい。
しっかりしてバランスの良い骨格を持ち純な人は上に何を着てもどうやっても美しいということ。
映画もそれです。
「愛されるためにここにいる」は大人がまことにチャーミングで香ばしい。
ここでの骨髄は愛です。
愛された実感も愛した実感もない中年過ぎた男がタンゴのレッスンを受けるようになる。
ペアを組んだ女は婚約者の自分に対する愛に逡巡している。
また男は父との間の溝を埋められずにいる。父も同様。。。
誰かに愛されたい、そのためには誰かを愛さなければ。
いい大人のくせにって言うかもしれないけど、いい大人だからよけい感情を分別で隠したがるのね、なんだ、それって日本人の専売特許じゃなかったんだ、愛のテーマが大好きなフランス人だって。
死ぬまで人は愛を求めるのね。
愛の対象は変わりながらもね。
いい大人になっても愛を行動に移せない不器用な大人にしみる。
そしてそんな人はとても多い。
気がつけば映画の中の官能的なタンゴにあわせて動き始める自分の心にどぎまぎするかもしれない。
語るかわりにタンゴ。
名画です~♪
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