地雷を踏んだらサヨウナラ
70年代初頭、カメラを持って日本からカンボジアへ渡っていった若者がいた。
←一之瀬泰造、戦場カメラマン。
73年にカンボジア人の親友に「地雷を踏んだらサヨウナラ」と言い残し、クメール軍の聖地であったアンコールワットを目指して出かけたタイゾーは、二度と戻ってこなかった。
25歳だった。
その後1982年にアンコールワット近くの村で、両親によってその死が確認された。
タイゾーはなにを目指したのか?
映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」はそんな一之瀬泰造の閃光のような人生を描いているのね。
(←こちらは映画でタイゾー演じる浅野忠信、そっくり@@)
映画は説明を与えず、それ以上に雄弁にタイゾーの行動と表情を映し出していくの
そこから読み取る答えは観た人ひとりひとりちがうんじゃないかしら。
でも、一見無鉄砲で生き急いだようにみえるタイゾーの生き方には誰もが強烈に何かを喚起させられるパワーがあるよう。
戦場を駆け抜け25年の短い生涯を閉じた若者の熱い生き様に、五十嵐匠監督はひたすら伴走しようとしたみたい。
その結果、タイゾーがみた戦場が、彼が交わした人々との心の交流が、そこで感じた喜びヤ悲しみや、そして生と死が写しこまれ、戦争というものにも向き合わされることになる。
そして、際限なく繰り返され、人の命があっけなく奪われる、戦争の虚しさと悲しみに向き合わなければならなくなるのね。
その悲しみの奥からも、タイゾーの強烈な生き方が彼の笑顔とともに浮かび上がり、観るものをかりたてるのでしょう。
もっともっとVIVIDに生きなくちゃ、と最終的に肩を叩かれたような気がするもの
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