マヨネーズが美味いのは。我が生活圏にて、桜の見ごろはすっかり過ぎましたが、毎年みっしりと詰まった柔らかで重たげな桜花の房を見ると、わしわしと掴んでもしゃもしゃ食べてみたくなるのは私だけでしょうか。
先ごろ。つ―か、関東で桜が見ごろの頃。
天然自然の儚げな美しさで人々を魅惑してやまない桜花を、こともあろうにエロピンクにライトアップするという、実に戯けた演出を施した都内某スポットを観劇の折に通りがかりまして。
加ト茶が「タブー」をバックに「ちょっとだけよ~~」と出てくるんじゃないかと思いました。(加藤さんと共演されているのに敬称略にて相すみませぬ。でも、サンつけたらおかしいのよ、ここ!!)
そんな気の毒な夜桜を眺めつつ、赤坂ACTシアターにて劇団☆新感線「蜻蛉峠」観て参りましたのです。
新感線については何しろいつも一見さんですので、いのうえ歌舞伎とクドカン演出の差とか細かいところはあんまり分からないのですけど、この不況にガンガン客入れてる興行の巧みを観たといいますか、ホントーに、なんでいつもあんなに面白いんでしょう。
……橋本じゅんさん……。
さておき。
「蜻蛉峠」冒頭からたいへんです。
あの堤真一サマが軍鶏の気ぐるみ姿でドタバタ劇を演じたり、古田さんはいきなり魅惑の下半身モロ出し。(←勿論フェイク)
主人公が冒頭から箱いっぱいのう●こを食べるは投げるわ、そらもうコント通り越して小学生男子の書いたマンガですか?状態。
……そういうの大好きなんですよね。大人として少しは引いてみせるとか、そういう分別、ないのかよ自分。
お下品通り越してもはやお下劣な幕開き、残虐な殺戮の場面にすら笑いを盛り込むのは悪趣味なのか、油と酢に卵を混ぜる試みなのか。
奇才クドカンの書き下ろしとはいえ、むしろその辺りも含め新感線っぽいのかどうかも分かりませぬが、能書きがどーあれ単体の作品として、好きか嫌いかと言ったらやはりこの作品も私は好き。
非道く残酷で哀切、主人公の名前通りの漆黒の闇が、決して致命傷ではない細い穴を心臓に空けるような感覚。
主人公の名は「闇太郎」(古田新太)。
ある事件に巻き込まれて以来記憶が無く、蜻蛉峠で阿呆の振りをしながら何かを、誰かを、何十年も待ち続けている。
そこに通りかかった、旅役者の銀之助(勝地涼)。座長の妻と懇ろになった罰にナニを切られた色男の旅役者。大事な一物切り落とされても、根っからの女好きは直らず、ちっとも懲りない能天気な天然ど阿呆。
阿呆のフリとホンモノの阿呆同士?!意気投合した闇太郎と銀之助は、二人連れ立って夢の町、「ろまん街」へと向かう。
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