○鍵穴の向こうの隠れ家●(あれっ鍵かけたっけ・・・)
一度思い出すとソワソワして不安になる。
一度不安になると、即座の安心を求めてしまう。
そのちょっとしたソワソワが懐かしい電波をとらえた。
私の家のすぐ隣には幼馴染のコンペイがいた。
かれこれ、15年以上一緒だ。
それが当たり前のことだった。
一年ぶりの電話、コンペイの眠そうな声が聞こえる。
(久しぶり・・・今、家いる?)
コンペイ「うん、いるけど」
(あのさ、俺の家の鍵しまってるか確認してほしいんだけど・・・)
すぐに用件を言う。私はすぐにコンペイを利用してしまう。
私の悪い癖だ。
コンペイ「あのさ、ごめんな・
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