「トランスフォーマー/リベンジ」~目を見張るCGの技術

久々の記事アップは、軽いノリで・・・。
 出張後の夜行バス発車時間まで、うだるような暑さを避けて、映画館に入った。正直なところ、まあ映画は何でも良かった。感動を求めてではなく、涼を求めてなので、あまり重い映画は見たくなかった。そんな消極的な理由から、明らかに子ども向けに制作されたと思われる「トランスフォーマー/リベンジ」を観た。
 圧倒的なCGの量。その質の高さ。延々と続くクロマキー合成=仮想映像のリアリティー。それらは観る者を壮大な仮想世界のなかに放り込み、楽しませてくれる。
 正直言って、「度肝を抜かれる」とはこのこと。いつの間にか、変形ロボット&合体ロボットの世界は、映像技術の進歩に歩調をあわせて、ここまで進化していたのである。
 現在、好評上映中ゆえ、ネタバレを避けてストーリーは言わないが、想定した観賞者層は必ずしも、幼稚園から小学生とはいえないようだ。(幼稚園から小学校低~中学年の子どもをもつ厳しい親なら憤慨しかねないセクシャルなシーンが前半部にいくつかある。このあたりをどう捉えるべきかは難しい問題である。子どもたちは必ずしも青年や成人と同様な意味の受容をしないので、それほど気にする必要はないのかもしれない。)
 思春期の恋人達を物語の主軸に据えた背景には、( ある友人が示唆してくれたことだが、)1990年代から全米および日本で売られた「トランスフォーマー」という玩具で遊んでいた小さな子どもたちが、いまや大学生から大学卒業に差し掛かっているという時の経過が関係しているに違いない。つまり、主人公として活躍する役者自身の成長という、シリーズものが不可避的に抱える必然性に加えて、熱烈なファン層自体の成長という必然性もまた、映画制作者がストーリーを大学生活に設定した根拠だろう。
 要するにこの映画は子どもだけを対象にしたものではなく、映像の技術的な水準に対してもうるさい青年層にアピールする高品位を求めらたということだ。CGを描いたり、画像を加工したりしている彼ら彼女らを有無を言わせぬ技術力で圧倒し魅了させなくてはならない。ネット上には、それでも金属の質感等に対するクリティカルなコメントがあるが、この映画が今のCGテクノロジー、クロマキー演出の最高峰にたどり着いていることは否定できないだろう。このようなCGの映像やバーチャル世界の構築に関しては、高い技術に慣れてしまうと、それよりも劣る技術をベースにした作品は、見劣りして感じられてしまう。貨幣の世界とは反対に、いわば「良貨が悪貨を駆逐してしまう」のである。そして、きわめて有り難いことに、そのような技術水準の不可逆的な発展は、コンピュータ・グラフィックスを事実を歪めるための方法論として使う動機に対する有効な抑止力になるのである。
 この映画の

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映画・テレビ
2009/07/10




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