増資と社債8日の日経新聞によると、ソフトバンクが無議決権優先株式を発行することを決めたようです。無議決権優先株式とは株主総会における議決権を持たない代わりに配当等において普通株式に優先される株式のことをいいます。会社経営に興味のない個人株主などは、普通株式よりもこちらのほうが好まれるかもしれません。
ところで、企業が資金調達する方法として、今回のソフトバンクのように増資によるケースと社債を発行するケースがあります。増資と社債では会社の資金調達方法である点で同じ効果がありますが、以下のような相違点があります。
(1)増資
①メリット
・基本的に返還の義務がない。
・会社の業績に応じて配当額を決定できるので資金繰りが流動化できる。
②デメリット
・会社にとっては多量に発行すると株価の低下を招き、買収の危険性が高まる。
・株主にとっては、会社が倒産した場合にそのままデフォルトになる。
(2)社債
①メリット
・社債権者は、議決権がないので会社の経営に影響を与えない。
・買収の危険性がない。
・社債権者にとっては、会社が倒産した場合に残余財産の分配について、一般債権と同等に扱われる。
②デメリット
・会社にとっては、返還の必要があり、定期的に利息を支払わなければならない。
・負債が増加するので、財務比率に影響を与える。
今回、ソフトバンクが採用した無議決権優先株式は増資と社債のそれぞれのメリットを合わせたものになっているのが特徴的です。このような株式と社債の接近化は、今後普及するかもしれませんね![]()
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