③中学生の頃

自分は勉強ができないと思っていたが、1年の定期テストでたまたま高い点数を取った。それで勉強がある程度はできるということを知った。中学の時は丸暗記ではあったが一生懸命に勉強した。部活動は水泳部に入っていた。部活仲間もいて楽しかった。ハードな練習もがんばった。
家の中では母に何かと責められることが多かった。私の反論はあまり母には通じなかった。口げんかになってもこっちの主張がまるで通じてないようだった。筋の通った話し合いではなく、感情的なぶつかりあいになった。
そして家族の中に誰か味方がいるわけではなかった。家の中に自分の話を聞いてくれる人間がいなかった。
また元々、わたしは自分のことをあまり大っぴら話さない性格でもあった。
わたしにとって家の雰囲気はぴりぴりしていたのだと思う。家は自分を出せる場ではなかった。自分らしさを抑えていなくてはならなかった。
いつの頃からか、自分が信用されていない感じで、それが家族の中に浸透していた。自分のことが軽く見られていて、認めない態度が家族全員にあった。毎日がそうであれば、自分自身も自分のことそう思うようになっていったのだろう。
それでも、わたしは家族に対して優しさの気持ちがあった。父親がいなくなってからの大変さを知っているからもあったと思う。自分が長男だからしっかりしたいという気持ちもあった。
それなりに毎日を送りながらも胸の中には鬱屈したものがあった。担任の教師から「目が死んでいるよ」と言われた。
高校受験に向けての勉強も大変だった。生活の中でストレスを感じることが多かった。
3年の秋頃に脂漏性湿疹になった。初めは手首に炎症ができただけだった。脂漏性湿疹はアトピーほど一般には知られていなかった。また、これといって効果的な治療もないようだった。近くの皮膚科で軟膏をもらった。
しかし頭にもできるようになり、その炎症のために髪が抜けた。中学生の自分にはそれがすごくショックだった。悲しかった。この症状は日々のストレスが体に表れではないだろうか。口から吐き出せない鬱屈した思いが体に表れていたのではないだろうか。

心と体
2007/06/08




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