逆転Vの切り札

 逆転Vの使者がやってきた。名古屋グランパスとの移籍契約のためオーストラリア代表FWジョシュア・ケネディ(26)が18日、来日した。ドイツ・ブンデスリーガのカールスルーエSCでのシーズンを終えたケネディは、すでに条件面で合意しており、19日にメディカルチェックを受けて契約を結ぶ予定。Jデビューは最速で7月18日の京都戦(豊田)。日本にとって脅威のFWが、グランパスの救世主になる。

 黒いTシャツにジーパンの軽装に194センチの長身を包んで、中部国際空港に降り立った。日本の守りを脅かした前夜の活躍の記憶は鮮明で、到着ロビーからは「ケネディじゃないか」とざわめきが起きた。

 17日にオーストラリア代表として、2010年W杯南アフリカ大会アジア最終予選の最終戦に出場し、日本に逆転勝ち。そのライバル国に新天地を求めた。

 試合翌日の長時間フライトを終え「非常に疲れている」と話した。それでも「名古屋でプレーしたい」、「(グランパスの日本代表GK)ナラザキは知っている」と終始、笑顔だった。

 ケネディは、2000年、ウォルフスブルクとドイツでの最初のプロ契約。その後、ドレスデンなどをへて、昨年冬に1・FCニュルンベルクからカールスルーエに移籍し1部残留に貢献した。今季は、2部降格したチーム不振もあり23試合、2ゴール、3アシストにとどまったが、1部リーグ通算57試合に出場、9ゴールを決めている。

 グランパスは中断前のJ1で12試合を5勝3敗4分けの7位。総得点16もリーグ7位と、決定力不足に悩まされている。オーストラリア国籍のケネディは、アジア枠での登録が可能で、「ターゲットマンが欲しい」というストイコビッチ監督(44)の要求を満たす存在として、白羽の矢が立った。

 移籍金は推定50万ユーロ(約6750万円)。19日にメディカルチェックを受けた後、契約を結ぶ予定。登録期間の制限があるため最短で7月18日の京都戦(豊田ス)から出場が可能となる。

 ケネディは「2、3日のうちに、いい話ができるだろう」と、交渉が進んでいることをほのめかした。その風ぼうから「キリスト」の愛称を持つ救世主誕生は間もなくだ。

[中日スポーツニュース]より

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2009/06/20




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