フライパンとダンス図書館で、食べ物の名前や絵がついた童話をみるとついつい、借りてしまいます。
出版は文化出版局さん。作者は福岡の方。「カネボウ・ミセス童話大賞」の受賞作ということです。
ちょっと、安房さんの「たんぽぽ色のリボン」を思い出す内容。
物語の舞台は洋食屋の「ライオン軒」。まるでダンスをするかのように自由自在にフライパンをあやつって、美味しい料理をつくっていたコックの正吉さん。しかし、ファミレスができ、お客の足が遠のき、大事な奥さんもなくなり、手もしびれるようになって、自信がなくなってきました。「もう、やめようかと思うんだ」。あるとき、正吉さんは、お店のまえにあるライオンの像にそういいます。そんな正吉さんに「もう、おどれないのですか?」と、話しかけるものがあります。声のほうをふりむくと、声の主はなんと、長年使ってきたフライパンでした。
フライパンが考えてくれた素敵なライオンの顔のホットケーキで、お店には再び沢山の人たちがやってきます!!そんなある夜、また、フライパンが声をかけてきました。
余韻のあるラストで、グッときました。
まやかしでない生き方っていいなぁと、心から思いました。
それにしても、このライオンケーキ。おいしそう。おひさまのようにも見えました。
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