帰国する日系ブラジル人〜海田町の日本語教室で 「久しぶり。元気だった?」「あれ、お腹大きい。いつ生まれるの?」「今月の16日に入院するの」「病院はどこ?」。先週の日曜日、海田町で行われている日本語教室に顔を出しました。冒頭の会話は私とラオス人女性の挨拶。しばらくぶりの再会でした。会えば決まっておしゃべりする彼女は妊娠中で、いつも一緒に来る彼女の娘さんも少し背が伸びて、大人っぽくなっていました。日本語教室に来ている外国人の方々の状況がしばらく顔を出さない間に、いい意味でも悪い意味でも変わっていることを実感しました。
この日本語教室は広島のボランティアグループが実施しています。働くために来日した外国人のために毎週、海田町で開催されています。教える日本のスタッフも習いに来る外国人も決まっているわけではありません。行ける時に行く自由なスタイルです。教室に来る外国人は日系ブラジル人、日系ペルー人、ラオス人、インド人、インドネシア人、中国人、韓国人と国籍は様々で、一人で来る方もいれば夫婦や親子、相部屋仲間と色々です。授業内容もフリートーキングもあれば、教材を使って学習するなど多種多様で、グループによって、またその時々でも変わります。毎週、熱心に通う方もいて外国の方のための「憩いの場」的な存在として、すっかり地域に根付いています。日本語教室を始めた当初は日系人が多かったのですが、ここ数年は中国の方が多く通うようになったようです。この日私が担当したグループも中国人でした。それぞれの故郷の話しをしたり日本の習慣などについて話しをしたりと、とても楽しい時間を過ごしました。
海田町はマツダ自動車関連の会社が多い地域で、日系の南米人などの外国人が多く働いています。このたびの不況で外国人労働者が大きな痛手を被っています。新聞などで度々記事になっていたので気になっていましたが、この日教室に行ってみて現実を目の当たりにしました。
日本人と結婚した日系ブラジル人の男性と雑談したのですが返事につまりました。「2月に首を切られました。失業保険は半年間でますが、その間に仕事が見つからなければブラジルに帰ります。他のブラジル人も同じような人が多いです。恐らく8月や9月頃、ブラジルに帰る人が大勢でてくるでしょう。再就職は難しいと思います」と話したからです。いつも笑顔しか見たことがなかったので、うつむき加減に語る姿に言葉をなくしました。広島で仕事を希望していますが、ほとんど帰国を覚悟しているようです。奥さんは地元の方ですので、外国での生活は大変なことなのではないかと言うと、ブラジルについて色々と調べていると話していました。このご夫婦はとても仲がよくて、日本語教室が開催するバーベキューパーティでは率先して動く働き者です。マスコミなどの報道でそうなる方がいることは分かっていても、実際に顔見知りがそうなってみ
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