駿府城をゆく

駿府城は天下普請である。

静岡駅で降り、北口に出る。まずは臨済寺へバスで行くことにする。バスの案内板を見ていたら、案内の方が声をかけてくれて乗り場を教えてもらう。地下道を行き、松坂屋のあたりに出る。バスターミナルは工事中なのか。

循環バスに乗り込むと客は一人で、そのあと一人乗ってきた。臨済寺前で降りる。180円。

臨済寺は人質時代の徳川家康が教育を受けた寺である。かなり前に一度訪ねたことがあり、その帰り静岡駅に戻る途中で駿府公園を通ったが、何もなかった印象がある。

賤機山を背負って山門が建つ。臨済寺は、今川義元の兄氏輝の菩提寺で、義元の軍師太原雪斉長老が、師の大休禅師を迎え開山した、とある。また、「名勝 臨濟寺庭園」の石碑があり「昭和十五年六月一日 文部省」の「説明」板があって「本庭園は~東海道地方に於ける有数の庭園なり」とある。

山門をくぐり、石段をのぼると正面に本堂がある。しかしここまでしか入ることができず、「有数の庭園」というのは見ることはできない。また、かつて臨済寺を訪ねたときの印象では石段が長く立派だったように思うのだが、今日はそうでもない。「境内墓地の最上段には、氏輝公と雪斉長老の墓がある」というので、せめて墓だけでも見ようと探したのだが、見つからなかった。

仕方がないので賤機山への登り口を探した。しかし安全な登り道はなさそうであり、何か満たされない気持ちで静岡浅間神社を目指した。

赤鳥居まで戻り、神社に入る。まずは大歳御祖神社の左側の道を上り、賤機山古墳を見に行く。横穴式の石室があり、石棺を柵の外から見る。

古墳の裏側も見ようと進んでいくと、賤機山ハイキングコースに入ってしまった。賤機山は臨済寺側から登る予定だったが、登り口が見当たらず、あきらめたところだった。しかし、こうなった上は、せっかくなので賤機山城を目指すことにした。

「賤機山ハイキングコースのご案内」によると、ハイキングコースは浅間山頂から賤機山城跡を過ぎ、鯨が池まで続くかなり長いコースだ。まずは浅間山頂を目指す。山頂までの道は整備されていて歩きやすい。ハイキングを楽しむ人も多く、途中、右側に静岡市街を見下しながら歩く。

浅間山頂には広場があり、「静岡市戦禍犠牲者慰霊塔」として観音像がある。多くの人が休んでいて、この先に進みそうな人は誰もいない。

意を決して歩き始めるが、道は狭く、前日の雨を含んですべりやすいのでゆっくりと進んでいく。途中、賤機山城の堀切と思われる場所があり、立札があった。「危険」とあり、小さく「マムシにも気を付けて」と添えられている。

そのあとも細い道が続き、ロープを伝っ

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旅行・地域
2009/03/07




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