~砂漠の小さな花~ 101話~城の中の7日間~
お兄ちゃんや咲妃羅ちゃんがいなくなってから、本当に毎日が退屈になった。何をするにも国のため、村のため…で考える時間さえなかった。お兄ちゃんは、いつもこんな風に過ごしてきたのかな…?城の中の人達もピリピリしてるし、今にも城が崩れちゃいそうだ。
僕はため息をついた。それも、大きなため息。僕を心から気遣ってくれる人を探しているみたいに。
「あのー…入ってもいいですか。」
少し開いていた扉から、こう声がした。僕は鉛筆を持っていた手を止めて、その方向を見る。あんまり聞きなれない声…。。すると、まだ返事もしないうちに、あの、アナナスという名の人が入ってきた。
「あ。」
「奏太…君??おれ、アナナスって言うんだ!…っていうか、前会ったことあるっけ。」
「一回だけ…」
「そっかぁ!じゃあ初対面じゃないなー。」
よく…わからないけど、このアナナスっていう人は、いつもテンションが高いみたいだ。その人のペースで話が進んでいく。脳をフル回転させないと、ついてけなかったけど、なんかすごく楽しい。それに、センの友達だっていうから、絶対いい人なんだ。
「それで…どうしてここに来たの?」
「今、センがいないだろ??センがいるとあんまし近づいちゃいけないって言われてたんだけどさー…。やっぱ城の中の生活って苦しいな、って思って、じゃあ、
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