気象用語の「場」

ここのところ,いくつかの場面で,

「場」

と言う言葉を,天気予報で見かけた.

 

「場」

という言葉の意味は,物理学では次のように決められている.

場, 界: ある物理量が時空間に連続的に分布しているとき, その時空領域. 場の量がスカラー, ベクトルなどのとき, scalar field, vector field のようにいう.

(研究社 理化学英和辞典より)

 

(余談:電場,磁場と言う言葉は物理的,電界,磁界と言う言葉は,電気的な分野でそれぞれ使われる.意味は同じ.ただ,お互いに自分たちが使っている言葉を強く使いたいらしい.)

 

気象学における「場」も,気圧はscaler(?),風向きや強さはverctorで,空間的に分布しているのだから,「場」と表現するのだろう.

あと,気温,湿度,黄砂などの粉じんなどの空間的分布なども相手にしなければならないだろうから,

気象学というのは非常に難しいと感じる.

例えば,渦の発生,消滅というのは,「場」のゆらぎから生ずるのだろうし,

(*物理学における“ゆらぎ”と混同してはならない.)

一つの現象が,すべてつながっていると言うことから,

バタフライ現象

と言う考えもある.

最も苦労しそうなのが,限られた時間内に予報を出さなければならない,ということである.

これまで天気予報の“うんちく”は長いな,言い訳がましいな,と思ってきたが,

こんな複雑な学問体系はあるのだろうか?

おそるべし気象予報士.

 
 

私は,電場,磁場だけですむからまだ良いのだ,

といっても,方程式を解くのはひと苦労である.

日記
2009/06/19




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