『キミの声』

片桐和美は思う。


先日、ゆかが一人ライヴをやった。
前からずっとやりたいと言っていたストーリーのあるライヴだ。


すごい。
何なんだ、あの人は。
10年来の友なのに、いつになっても驚かされる事ばかりだ。


脚本、作詞、作曲を手掛け、おまけに一人三役で出演まで。


なかなかできる事ではない。
それをやってのけてしまうあの人のエネルギーは一体どこからやってくるのか。
10年以上一緒にいるが、私には全くもってさっぱりわからない。


ライヴは、本当にあの人らしいものだった。
ただただ真っ直ぐに思いをぶつける。
そこには何の計算も躊躇いも疑いもない。


あの人はそういう人なのだ。


凛ちゃんはよく、
「作品を書くことは自分を全てさらけ出すようなものだ。」
なんて言ってる。


うん。
あの人はさらけ出すも何も、真っ裸だった。


あの人はそういう人なのだ。


そんな村上由香はやはり、
珍獣なのだと思う。


そんな珍獣に心からの敬意を表して、

お疲れ様、ゆか。

2008/10/23




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